ケーキなどのスイーツを作る時に登場する生クリーム。
この生クリームがどうしても泡立たない!というのはスイーツ作りあるあるですよね。
電動ミキサーがあれば良いけど、無いから困っているんですよね。
それでは、手動でもしっかりと生クリームを泡立てる方法をご紹介します。
生クリームが泡立たない!手動のときの対処法
手動のミキサーだとどうしても泡立たない!という場合には、まずは生クリームの温度に注目してください。
生クリームというのは温度が高いままだと、どれだけミキサーで泡立てようとしてもうまく泡立てられません。
まずは生クリームを「冷蔵庫でしっかりと冷やしたものを使う」というのが鉄則です。
また生クリームのパッケージの裏にも書いていますが、生クリームを泡立てる時にはボウルの中に水と氷を入れて、その上に一回り小さなボールに入れた生クリームを泡立てるというのが基本です。
これは生クリームの温度が上がらないようにしっかりと冷やしながら混ぜるための方法です。
しっかりと生クリームを冷やしたにもかかわらず、それでも泡立たないのであればそれは泡立てるスピードが遅い、もしくは泡立てる時間が短すぎるからです。
生クリームを手動で泡立てるというのは非常に労力を使うものですのである程度覚悟が必要です。
また生クリームの温度を下げずにしっかりと冷やすにはポイントがあります。
「ポイント1 氷に塩をふる」ということです。
氷に塩を振って、凝固点を降下させると簡単にいえば水の温度が0度よりも低くなるんです。
その水の中で生クリームを混ぜるとしっかりと冷やせるので生クリームが泡立ちやすくなります。
「ポイント2 ボウルを大きくする」
大きなボウルを使うというのも重要です。
どれだけ冷たい水、氷を使って生クリームを冷やそうとしても、その水が接して冷たくなったボウルに接している生クリームの量が少なければ効率よく冷やせません。
そのため、できるだけ大きなボウルに入れて、冷やされたボウルに生クリームが接する面積を増やしてください。
また、ボウルを大きくすると、泡立て器を大きく動かせるので空気をしっかりと混ぜ込むことができます。
空気を上手に入れ込めれば、生クリームも泡立ちやすくなります。
泡立たずに疲れ果ててしまっても、しっかり冷やす、空気を含ませるよう意識しながら時間をかけて混ぜていけば復活してふわふわのホイップクリームになりますよ。
生クリームが泡立たないのは植物性だから?
生クリームは動物性のものよりも植物性のものの方が価格が安いので、植物性の生クリームを選ぶこともあると思います。
ただ植物性の生クリームというのは脂肪分が少ないのでどうしても泡立ちにくくなります。
そもそもホイップクリームというのは、生クリームを混ぜることで生クリームに含まれる脂肪球同士がぶつかり泡立っています。
しかし、動物性脂肪よりも植物性脂肪は泡立ちにくいのです。
また、脂肪分の少ない生クリームの場合にも、上記と同じ理由で泡立ちが悪くなります。
脂肪分が35%以下のものは脂肪分が少なく泡立ちにくいですので、35%以下のものを使用すると泡立てるのに苦戦します。
生クリームが泡立たないときのリメイク法
必死で頑張ったけど、結局生クリームを泡立てられなかった…
という時には、もう潔く諦めて生クリームを無駄にしないようにリメイクしちゃいましょう。
生クリームをリメイクする方法は様々ありますのでご紹介します。
・ココアや紅茶に入れる
ココアや紅茶などの飲物に入れるだけで、まろやかな味になってとても美味しいですよ。
・クリームシチューにする
クリームシチューを作る時に生クリームを入れると濃厚でとてもおいしくなります。
一度に大量に消費できるのでおすすめですよ。
・フレンチトースト
フレンチトーストは、牛乳、卵、砂糖、バターなどを使用しますが、その液に生クリームを入れるとフレンチトーストがあっという間にお店の味になります。
・生チョコ
板チョコがあれば、生クリームと板チョコを混ぜて冷やすだけで、本格的な生チョコを作ることができます。
・カレーの隠し味に
カレーに生クリームを入れると、ピリッとした辛さの中にまろやかさとコクをプラスすることができてかなり美味しくなりますよ。
【生クリームが泡立たない】手動のときの対処法!リメイク方法まとめ
生クリームが泡立たない、という時には手動だからだめなんだだと諦めずにしっかりと生クリームを泡立たせるためのポイントを押さえながらもう一度チャレンジしてみてください。
そしてどうしても泡立てられなかったら、生クリームを上手に消費する方法へとシフトしましょう。
ホイップクリームにはできなくても、生クリームの活用法はたくさんあるんですよ♪